ピンからキリまで、な精神科

翌日、ネットで調べてみると評判の良い精神科が近所にあったので「電話してみれば?」とうながすも、電話したくないと言うオット。他人と話せない、電話ができないetc...は、鬱病によくある症状だというにわか知識を得ていたので、やっぱりなと思いつつ、わたしが代わりにかけることに。
「はい、○○クリニックです」
「すみません、予約したいんですけど」
「初診の方ですか?」
「あ、はい。わたしじゃないんですけど、オットが」
「初診だと一番早くて3ヶ月後の予約となりますがよろしいですか?」
「・・・あ、一度聞いてみます」


3ヶ月!!いくらなんでもそんなに待てない。というわけで、第二希望の病院に電話。


「はい、○○病院です」
「予約したいんですけど、一番早くていつが空いてますか?」
「初めての方ですか?」
「そうです」
「初めての方の予約ですと、1ヶ月半ほど先になりますが」
「・・・そうですか。ありがとうございます。また電話します」


3ヶ月に比べたら半分とは言え、1ヶ月半もじゅうぶん長い。本音を言えば今日すぐにでも看てもらいたいのだ。しかし精神科ってそんなに混んでるなんて知らなかった。もうとにかくどこでもいいやという気分で、Googleマップに表示された病院を上から順に電話することにした。


「はい、○○メンタルクリニックです」
「初診なんですけど、予約できますか?」
「はい。いつがご希望ですか?」
「むしろいつが空いてますか?」
「今週でしたら定休日の木曜日以外いつでも大丈夫です」
「・・・じゃあ明日で」
「お時間はどうされますか?」
「何時でも大丈夫です」
「では10時ではいかがでしょうか?」
「お願いします。」
「ではお名前をいただけますか」
「あ、わたし代理で電話してるので、うかがうのはオットなんですけど・・・(以下略」


なんともあっさり予約できてしまったこの病院。何ヶ月待ちの病院があると知ってしまった以上、いつでも大丈夫って逆に大丈夫か・・・と思ってしまうのが人間というもので。一抹の不安を抱え、でもまあ看板出して病院やってるんだから大丈夫だろうと自分に言い聞かせつつ、翌日を待つわたしであった。