いざ精神科へ

鬱なオットに車を運転させるのも怖かったし、電車で行かせてよからぬことを考えられたらもっと怖いので、わたしが車を運転して病院に行くことにした。子どもを連れて待合室で待つこと1時間半。その間に、患者が入れ替わり立ち代わり診察室に入って行く。しかしみんな診察時間がめちゃくちゃ早い。ひとり数分、ってところだろうか。診察室から出てきた人はみんなたくさんの薬を処方されていて、なんだか薬をもらいに来てるだけのように見えた。
3冊目の雑誌を読み終えたところでやっとオットが出てきた。本当は、鬱病の人と一緒にいるときに気をつけたほうがいいこととかを先生に聞けたらいいなという希望を持っていたのだけど、そんなこと言ったらオットが嫌がるかもと思って結局言い出せなかった。オットもほかの人と同じようにいろいろな薬をもらい、病院をあとにした。